会計ソフト「給与奉行i 講座」

●会社運用設定

【導入処理】→【2.運用設定】→【1.会社運用設定】

代表的な給与支給日、勤怠締月、時間表示、有休規定などの情報を登録します。

○運用設定タブ

 

処理年

コンピュータのシステム日付の処理年が表示されます。
※給与処理や賞与処理を始めると、変更できません。

暦表示

処理年の表示(印字)形式を選択します。いつでも変更できます。

給与支給日
勤怠締日

正社員とパート社員で給与支給日が異なる場合は、代表的な日付を入力します。

端数調整金額

給与や賞与の支払いの際に、端数調整する場合は、調整金額を入力します。

扶養数の自動計算

社員情報登録の家族・所得税タブにある家族情報の内容をもとに、配偶者区分および扶養等の人数を自動的に設定する場合は「する」を選択します。

振込先設定数

社員の給与(賞与)の振込先の銀行の数を入力します。
入力した設定数で、社員情報登録の給与支給タブ及び賞与支給タブの振込銀行を設定します。

○休暇設定タブ

 

勤怠締月

有給付与日数表登録ページの基本タブで付与方法が「基準日方式」の場合は、初期値として付与月に勤怠締月の翌日が表示されます。
勤怠一覧表で、累計で集計する場合は、初期値として勤怠締月の翌月から現在給与処理月が表示されます。

有休残の繰越

社員情報更新の際に、この設定によって休日・休暇管理情報が更新されます。

最高付与日数

有休を付与した場合の上限の日数を入力します。
初期値として、40日が表示されます。

有休消化順序

有休を前年度繰越日数から消化するか、当年に付与した有休日数から消化するかを選択します。
※この項目は、有休残の繰越が「する(2年)」以外の場合は、設定できません。

有休の前貸し

有休残が足りない場合に、有休の前貸しを行うかを選択します。
「する(警告あり)」の場合は、「有休残が足りません。」とメッセージが表示されます。

時間単位有休

時間単位の有給休暇がある場合は、「あり」を選択します。
「あり」を選択すると、各メニューで時間単位有休に関する項目が表示されます。

時間単位有休の上限日数

時間単位で有休を付与する場合の1年間の上限の日数を入力します。初期値として、5日が表示されます。
上限を設けない場合は、0日を入力します。
※この項目は、時間単位有休が「なし」の場合は、設定できません。

時間単位有休の残時間

有休残日数が時間単位有休の残時間を下回った場合に、時間有休残の表示方法を選択します。
「有休残の範囲内で算出」の場合は、有休残の範囲内で時間有休を取得できる時間数が表示されます。
※この項目は、時間単位有休が「なし」の場合は、設定できません。

代替休暇

月の残業時間が60時間を超えた場合に、代替休暇を付与するかを選択します。
「あり」を選択すると、各メニューで代替休暇に関する項目が表示されます。

休暇換算時間

1日分の休暇を時間に換算した場合の時間数を入力します。
社員ごとに休暇換算時間が異なる場合は、社員情報登録の就業タブで変更できます。
※この項目は、時間単位有休および代替休暇が「なし」の場合は、設定できません。

休暇換算端数処理

時間有休残を算出する際に、1日分に満たない時間がある場合の端数処理を設定します。
※この項目は、時間単位有休の残時間が「有休残とは別に算出」の場合は、設定できません。

○処理設定タブ

 

給与体系

社員によって給与体系が異なる場合は、「使用する」を選択します。

所得税の計算

給与所得に対する源泉徴収税額の計算方法を選択します。
「機械計算」を選択した場合は、財務省告示による「月額表の甲欄」の税額の機械計算の特例を使用します。

覆面入力

給与・賞与データを入力する際に、短縮する項目に設定されている項目をマスキングする場合は、「使用する」を選択します。
使用する場合は、短縮する項目 (給与処理または賞与処理で設定)の金額はすべてマスキングされますので、隠したいデータを見られてしまう心配がありません。

精算月の所得税計算

年末調整の際に、精算月の所得税を含めて源泉徴収税額を計算する場合は「省略しない」を、精算月の所得税を含めないで源泉徴収税額を計算する場合は「省略する」を選択します。

過不足税額の計上場所

年末調整による過不足税額を、給与(賞与)明細書の「過不足税額欄」に計上するか、「所得税欄」に計上するかを選択します。


○システム設定

 

予備月1回〜3

年12回(1月〜12月)の給与とは別に、給与の支払がある場合に「使用する」を選択します。
予備月の使用がわからない場合は「使用しない」を選択し、必要に応じて「使用する」を選択してください。
※賞与処理としては使用できません。

市町村検索都道府県名

[市町村検索]画面で、市町村に都道府県名を付加するかを選択します。

予備月は、以下の点が通常の給与と大きく異なります。
・ 給与データ入力画面に、通勤費・社会保険料・住民税は反映されません。
・ 前月複写項目は反映されません。
  賞与処理の際の前月給与には反映されません。

○桁数設定

 

社員番号桁数

初期値として6桁が表示されています。
登録済みの社員の社員番号桁数未満には変更できません。

部門コード桁数

初期値として、3桁が表示されています。
登録済みの部門の部門コード桁数未満には変更できません。

勤怠日数桁数

給与の勤怠日数の桁数を、小数何桁で管理するかを選択します。

時間表示

就業時間や残業時間など、勤怠の入力方法を選択します。
初期値として、60進法が選択されています。

時分入力方法

時間や時刻を入力する際に、「時」と「分」の入力方法を選択します。
分離入力は、「時」を入力して[Enter]キーを押すと、カーソルが「分」へ移動します。
結合入力は、「時」を入力して[Enter]キーを押すと、カーソルが次の項目へ移動します。「時」を入力した後に「:」や「.」を入力すると、カーソルが「分」へ移動します。

計算単位少数桁数

計算単価情報を管理する場合に、単価の桁数を小数何桁で管理するかを選択します。
社員情報登録の給与・単価タブでは、計算単価小数桁数にしたがって単価を入力します。

計算回数少数桁数

計算回数項目(回数を組み込んだ計算式の回数)を管理する場合に、計算回数の桁数を小数何桁で管理するかを選択します。
給与(賞与)データ入力画面では、計算回数小数桁数にしたがって回数を入力します。